ひとりごと blog page
2009年02月28日 (土) 18:39
臓器移植から10年
今日は久しぶりにネットで心臓移植を検索してみました。
「1999年に臓器移植法に基づいて日本で初めて脳死判定での心臓移植第1例目が行われて2月28日で10年」という記事があった。
以前、丈一郎が大変お世話になった、大阪大学附属病院の先生がドクターヘリで四国まで行き、心臓を摘出された時の複雑な思いをお聞きし涙したことを思い出します。
この10年で日本の小児の移植医療は何が変わったのでしょう?
丈一郎が亡くなってから、臓器移植法改正を訴えるため何度も東京へ行きました。
6月3日だったと思います、衆議院議員会館で臓器移植法改正の為の勉強会に参加しました。
その時に、ある国会議員が私たちに近寄り耳を疑うようなことを言われました。
「よくテレビで海外渡航のための募金のお願いをされているのを拝見しますが、
皆さん元気な姿で帰国されていらっしゃるみたいなので、丈一郎くんのように、お亡くなりになられる人の方が多いとは思ってもみませんでした。そんなに悲惨な現状だとは知らなかった・・・。」と
この言葉をどう思いますか?
世間一般の人は移植医療に対し無関心だというのがこの1年間で一番感じたことです。
今、国会にはA、B、Cと3つの法案が提出されていますが、どの法案にも深い思いがあり、
絶対に否定してはならないと思う。だからこそ国会で議論し審議すべきだと思います。
しかし、何といっても一番問題なのは、人の命に関わる問題が、10年もの間たなざらしになっているという現状であるのではないか。