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お墓建立
久しぶりの更新です!
暑い毎日でしたが、
みなさんはお変わりありませんでしたか?
7月の改正臓器移植法の施行から
1ヶ月余りで9人の方から尊い臓器提供があり、
6人の方に心臓が移植され、皆さん順調に向かっておられるとお聞きいたしました。
ほとんどの方が、意思表示カードではなく、家族の同意のようで、
法律の改正あってのことを改めて感じます。
心臓だけに限らず、1人の方の臓器によって、数名の方の命が救われるのです。
改正臓器移植法の施行によって、
「家族の同意」というのはやはり大きな壁を超えたといっても
過言ではないと思います。
もう何人もの方にこれまでよりも幸せな生活が訪れたのだと思うと、
本当に素晴らしい医療であると共に、
勇気ある決断をしてくださったドナーファミリーの方々に
心から敬意を表し感謝したい気持ちでいっぱいになります。
しかし、子供の臓器提供の理解を得るには、
まだまだハードルが高いように思います。「生きる」「人の死」「命の尊さ」。
「命の授業」として子供たちの学校の教科書に記載されてもいいくらい真剣に考えていくべきことだと思っています。
私たち国民一人ひとりが臓器移植の大切さを理解し、
日常生活の中で、話し合っていただければ思います。
丈一郎のお墓が西町霊園に先日、完成しましたので、お知らせいたします。
私が1年以上かけてデザインした、たいへんこだわった思い入れの強いお墓です。
竿石(○○家)と入るところに、「心からありがとう 丈一郎自筆」と記しました。
丈一郎の学校でのノートなどから、一字ずつひろった本当の自筆です。
それだけで感動です。
「命は一代、名は末代」という言葉がありますが、
何十年もこのお墓がある限り、
これからの我が家に「この丈一郎という人はね・・・」
言い伝えられていくでしょう。
墓石も普通の四角ではなく、掘り起こしたての原石をイメージしました。
カロート(土台)の部分には、
「泣いた分だけやさしくなれます、笑った分だけしあわせになれます、
たったひとつの命だから、この世であなたに出会えた奇跡に感謝、感謝」
私と家族の想いがこもった文章が彫られています。
私が一番気に入っている部分は「この世であなたと出会えた奇跡に感謝!」
という文面です。
でも、贅沢いうならもう少し一緒にいたかった!
しかし、親にこの歳でお墓を建てさせるという、大きな仕事を与えてくれました。
成長させてくれてほんとうにありがとう。
これが、今の私たちに出来る精一杯です。
みなさん、近くに来られた際には丈一郎に線香の一本でもあげてやってください。
そして、皆様の心の中にいつまでも丈一郎が生き続けていけたらうれしいです。