「子供たちに日本で臓器移植を・・・」

 丈くんは今日も変わりありませんでした。どんどん回復してほしいと願っていますが・・・。

今日テレビで心臓手術の話題が放送されていたところ、そのお医者様が言うには、
丈一郎のような開胸手術の場合、相当な体力が奪われてしまうとのことでした。
まして丈一郎は2日で3回もしています。あの状態で3度も乗り越えたというだけでも、奇跡的ではないかと思います。しかも電気ショックも相当なダメ－ジを受けてしまうそうです。
丈一郎の体はきっとボロボロのはずです。よく耐えてくれました。今はゆっくりゆっくり回復してもらいたいと思います。

　そうはいっても、私たちの気持ちも折れそうになってしまうときがあります。
いろんな中傷もあり精神状態もプッツンする時もあります、そんな姿に担当の外科の先生がおっしゃいました。「丈一郎くんは強運の持ち主だと思います。この手術に持ちこたえることができたのは、丈一郎くんが諦めていないからです。しかも子供の小さな体で。またきっと、渡航までたどり着くことができると思います。移植に成功して帰ってきたら、日本で移植できずに、苦しんでいる多くの子供たちを助けていく使命がこの子にはあると思っています。私も頑張りますから」。

今まで医学のことばかり言われてきましたが、お医者様の口から運とか使命とか言われたのは
初めてだったので、本音を聞けたような気がしました。どれほど勇気が沸いたことでしょう。
本当にありがたい言葉でもあり、外科の先生らしい言葉だと思います。　　
　
　そして今日のテレビの小泉純一郎元首相の「ピンチはチャンスだ」の言葉に、心の底から励まされました。そんな心が元気になった一日でした。